本教室について

ご挨拶

私達の教室は、聖マリアンナ医科大学において、糖尿病などの代謝領域と下垂体・甲状腺・副腎などの内分泌領域の研究・教育・診療を担当しています。

本教室は、当学開校2年後の昭和48年に、東京慈恵会医科大学より染谷一彦教授を迎え第三内科として開設されました。平成6年には同じく東京慈恵会医科大学より2代目の斉藤宜彦教授が着任され、平成11年にはナンバー内科から臓器別に再編され、代謝・内分泌内科という現在の形になりました。平成18年には順天堂大学より3代目の田中逸教授が着任され、令和2年度から、京都大学より4代目の曽根正勝教授が着任しています。

聖マリアンナ医科大学の特色としては、私立単科大学ではありますが、教授の出身大学も様々で、多様性のある開かれた大学であることが挙げられます。また、人口の多い川崎北部・横浜北部の中核となる大学病院であり、地域医療の中心としての役割も果たしています。

代謝・内分泌内科では、糖尿病を代表とする代謝疾患と、下垂体・甲状腺・副腎などの内分泌疾患の両者の豊富な症例に恵まれており、研究テーマも、糖尿病の薬物治療や食事・運動療法のランダム化比較試験から、副腎疾患の全国多施設共同のレジストリ研究、iPS細胞を用いたミトコンドリア糖尿病の基礎研究など、多岐にわたります。

本教室では、川崎市宮前区にある大学および大学病院本院と、多摩区にある川崎市立多摩病院、武蔵小杉にある東横病院、横浜市の旭区にある横浜市西部病院で連携しながら、教室として一体として運用しております。1型・2型・妊娠糖尿病など多くの型の糖尿病が集積すると共に稀少な内分泌疾患も豊富な大学病院本院、副腎癌・悪性褐色細胞腫の診療では国内有数の横浜市西部病院、都心に近い生活習慣病センターとしての東横病院、多摩地域の地域医療を担う川崎市立多摩病院など、それぞれの分院を活用しながら教室として特色ある医療を展開しております。