款冬華:糖尿病シックデイ対応
2025.1.23
款冬華(ふきのはな)が咲き始める季節となりました。大寒とはいえ、例年に比べて暖かい日が続いておりますが、
同時にインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の流行が懸念される時期でもあります。
皆さまには、体調管理に十分ご留意いただき、健やかな日々をお過ごしいただければと思います。
シックデイ時の基本的な対応ポイント
シックデイとは、風邪や体調不良の際に血糖値が大きく変動する状態を指します。
糖尿病をお持ちの方が体調不良(シックデイ)時に安全に過ごすためには、以下のポイントを意識して対応することが大切です。
1. 水分補給をこまめに行う
体調不良時は脱水症状を引き起こしやすいため、定期的に水分を摂取しましょう。
2. 消化によい温かい食事を摂る
体調が優れないときでも、可能な限り少量でも食事を摂ることが重要です。
特に糖質を含む食べ物を取り入れることで、低血糖を予防することができます。
スープやお粥などの消化に優れた温かい食事がおすすめです。
3. 血糖値を頻繁にチェックする
シックデイ時には血糖値が急激に上がることがあるため、いつもより頻繁に測定してください。
体調の変化に合わせてインスリンや薬の調整が必要になる場合もありますので、適切な管理を心がけましょう。
4. 症状が強い場合は早めに受診を相談する
発熱、嘔吐、または倦怠感が強い場合は、受診についてご相談ください。
特に高血糖が続く場合や症状が悪化する場合は、適切な対応が必要です。
風邪の予防に努めながら、シックデイ時の対応について改めて外来の主治医と相談・確認しておくことをおすすめします。
日々の備えが、いざというときの安心につながります。