第27回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会に参加しました
2026.10.2
しっとりとした秋雨の日が増え、街の景色にも少しずつ秋の深まりを感じる頃となりました。
2026年9月26日(土)、KFC Hall&Rooms(国際ファッションセンター)にて、第27回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会が開催されました。今回は「臨床内分泌学を楽しもう」をテーマに、内分泌疾患に関する幅広い演題が発表されました。
当科からは、以下の2演題を発表しました。
林 南帆 先生
‐非機能性PitNETの診断を契機に原発性性腺機能低下症が明らかになった一例‐
山本 あんず 先生
‐MACSを合併した造影不耐の原発性アルドステロン症に対する心腔内エコーカテーテル AcuNavを用いた副腎静脈サンプリングの1例‐
林先生の発表は、下垂体腫瘍を契機に性腺機能低下症が疑われた症例について、これまでの病歴や成長・発達を丁寧に振り返り、全身の診察所見と合わせて検討することで、下垂体腫瘍によるものではなく原発性の性腺機能低下症と診断した一例でした。画像や検査結果だけでなく、詳細な病歴聴取と身体診察の大切さを改めて示す興味深い発表となりました。
山本先生の発表は、造影剤の使用が難しい原発性アルドステロン症の患者様に対して、心腔内エコーカテーテル「AcuNav」を応用して副腎静脈サンプリングを行った一例でした。通常は造影剤を用いて行う検査を、超音波による画像情報を活用することで実施可能とした、当院で取り組んでいる手技について報告しました。
本学術集会には内科のみならず外科、小児科、産婦人科、病理科など、内分泌診療に関わる幅広い診療科から演題が集まり、多様な視点から臨床内分泌学について学ぶ機会となりました。今回得られた知見を日々の診療にも活かしながら、これからも一つひとつの症例を大切に、より良い内分泌診療につなげてまいります。

