内科学会関東地方会に参加しました
2026.3.26
2026年3月14日、内科学会関東地方会に参加いたしました。
本会では、当科より
「重症糖尿病性ケトアシドーシスに腸管壊死を併発した一例」
を報告いたしました。
本症例は、重症の糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)に加え、腸管壊死という重篤な合併症を認めた非常に示唆に富むものでした。DKAは適切な治療介入により改善が期待できる疾患である一方、重症例では循環動態の破綻や臓器虚血を背景に、致命的な合併症を引き起こす可能性があります。
特に本症例では、代謝性アシドーシスおよび高度脱水に伴う循環不全が腸管虚血に関与した可能性が考えられ、早期の全身管理の重要性を再認識する機会となりました。また、腹部症状が非典型的であった点も、診断の遅れにつながりうる重要な示唆であったと考えます。
発表および質疑応答を通じて、多くの先生方から貴重なご意見をいただき、今後の診療に活かすべき学びを得ることができました。
今回の経験を踏まえ、重症DKA症例においては単なる血糖・ケトン体管理にとどまらず、虚血性合併症の早期察知と全身管理の徹底が重要であると改めて認識いたしました。
今後も当科では、臨床経験を積極的に発信し、診療の質向上に努めてまいります。
