腐草為螢:第98回日本内分泌学会学術集会に参加しました
2025.6.12
腐草為螢(ふそうほたるとなる)。草の中から蛍が光を放ち飛び交う頃となりました。
2025年6月5日(木)〜7日(土)に幕張メッセで開催された「第98回日本内分泌学会学術集会」に参加いたしました。
今回の学会テーマは「異分野融合を通じて内分泌学の未来へ」。各分野からの多彩な発表が行われ、活発な討論が交わされるなど、大変有意義な3日間となりました。
当科からも複数の演題を発表し、日頃の診療・研究活動の成果を広く発信するとともに、多くの新しい知見を得ることができました。
写真は、菱田吉明先生によるポスター発表
「エコーカテーテルAcuNavを用いた新規の非造影副腎静脈サンプリング手技:3症例の報告」
の終了後に撮影した一枚です。発表が夕方に行われたため、屋外での記念撮影は思いがけず日が落ちてしまい、少し暗い仕上がりとなってしまいましたが、発表は多くの関心を集めていました。
本手技は、原発性アルドステロン症をお持ちで、造影剤アレルギーなどの理由から従来の副腎静脈サンプリングが困難だった患者さまに対し、有望な診断手段となる可能性を示しています。
https://academic.oup.com/ejendo/article/192/3/K19/8041896#google_vignette
こうした症例でお困りの患者さまがいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当科までご相談ください。