当科のご紹介

YASUDA HIROKI

安田 浩毅

令和3年 聖マリアンナ医科大学医学部卒

私は2021年に聖マリアンナ医科大学を卒業後、川崎市立多摩病院で初期研修を行い、代謝・内分泌内科に入局しました。

初期研修で内科や救急科をローテートしていると「糖尿病・高血圧・脂質異常症」という単語を聞かない日はありませんでした。これらの疾患は得てして自覚症状は乏しいですが、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病など将来さまざまな疾患のリスクになります。将来の合併症治療ももちろん重要ですが、何よりも合併症を発症しないよう予防することが最も重要だと感じ、特に糖尿病診療に興味を持ちました。ひとりひとり異なる背景を持つ患者さんの生活環境に思いを巡らせ、全身を診察し、20年後や30年後の未来の人生を守れる可能性があるのは魅力的です。

また内分泌疾患に関しては、一見珍しい疾患ばかりに思われることもありますが、実は気づかれていないだけのこともあります。医療従事者が疑って調べなければなかなか診断に結びつきません。多彩な主訴の背景に内分泌疾患を診断・治療できれば、患者さんのQOLや予後を劇的に改善できる可能性があります。

当科は糖尿病・内分泌疾患の症例が極めて豊富です。症例登録という意味でも、自分の経験という意味でも、症例に困ることはまずありません。指導も手厚く、ローテートも融通が利きます。出身大学や学年に関わらず、安心して自分のペースで実力を伸ばしていけると思いますので、ご興味がある先生方はぜひ一度見学にいらしていただければと思います。一緒に働ける日を楽しみにお待ちしています。

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