私は2020年に聖マリアンナ医科大学を卒業し、母校で初期臨床研修を行いました。色々な科をローテーションさせていただき、どの科も特徴が異なり、楽しく研修をしていました。中でも、特定の臓器だけではなく全身管理ができ、医師としてだけではなく、女性としての人生におけるライフイベントに合わせて柔軟に働くことが出来る科という観点で、代謝内科と麻酔科で入局先を悩みました。どちらの科も非常に魅力に溢れていましたが、自分自身が主治医として一人一人の患者さんと長く関わっていける当科を最終的に選択しました。

実際に入局してみて、特に糖尿病診療に関して、患者さんのライフスタイルを考慮し個人個人で違った治療法を考案することや、治療に消極的だった患者さんが、信頼関係を築いたことで治療に前向きに取り組んでくれ、病状が改善したエピソードなどを通じ、入局前に想像していた以上にやりがいを感じています。

さらに当科では、他院ではなかなか経験する機会の少ない内分泌疾患を診療する機会が多くあり、非常に勉強になりますし、専門医に必要な症例数に困ることはまずありません。また、日々の診療はもちろん、内科専門医や学会発表、研究に関しても、指導医に的確に指導やフォローを頂けますので、安心して勉強することができ、非常に充実した後期研修を送ることができています。

当科に興味をお持ちの方は、是非一度に見学にいらしてください。一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。