聖マリアンナ医科大学代謝・内分泌内科では、内科専門医プログラムの連携施設研修として半年間、勉強の機会を頂きました。このような貴重な機会を賜り、ありがとうございます。

私は都内の公立病院・大学病院の研修を経て、現在は静岡県沼津市立病院内科糖尿病・内分泌代謝の内科専攻医として勤務しております。糖尿病をはじめとする代謝疾患、そして内分泌疾患は、患者様の生命や人生の質を損なう重大な疾患の“上流”に位置すると考えます。さらにその発症は年齢・性別を選ばず、社会的背景も様々に異なります。

そのような患者背景の多様性を見据えながら、目の前の病状を一時的に軽快させることに終止せず、将来その病がもたらす合併症や併存症を予見し、先回りし、未然に対処することで、患者様が病院の外で将来にわたって社会で康に暮らせるよう、診療を日々思案する…まさにいまの時代に求められている医師の素養を、教育熱心で人格的にも優れた上級医のもと、志を高くする若手の仲間と共に学ぶ貴重な環境がここにあると、研修期間中、強く感じておりました。

特に専門診療科を迷っているスチューデントドクターや初期研修中の先生方に、一度見学・研修されることを強くお勧めします。