UCHIYAMA SYUTARO
内山 修太朗
令和元年 聖マリアンナ医科大学医学部卒
私は本学を平成31年度に卒業した後、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院で初期研修を行い、当科へ入局いたしました。
私が代謝内分泌内科を志したきっかけは、初期研修で当科をローテーションしたときに、血糖コントロール不良な1型糖尿病の症例を経験したことです。彼は疾患の理解が乏しく、アドヒアランス不良な状態でした。しかし、糖尿病教育入院を行ったところ、疾患や合併症・治療の情報提供、生活環境と合わせた製剤や使用機器の調整を行うことでアドヒアランスが改善していきました。この経験を経て、コミュニケーションを密にとり、患者教育していくことで、血糖コントロールの改善・ひいては予後の改善につながっていくということを実感し、やりがいを感じました。
また当科は内分泌領域に関しても豊富な症例があります。「内分泌疾患は医者が疑って検査を出さないと診断ができない」という初期研修中の指導医の言葉が心に残っています。実際に入局してから、内分泌疾患は一般的に考えられているよりもcommonであるに拘わらず、疑って検査されないことで長らく診断名がつかずに困っている患者様が多くいるということがわかりました。実際に診療にあたってみて、そのような患者様の助けになりたいという思いが強くなりました。
まだまだ学ぶことばかりですが、指導医の手厚い指導のもと日々の成長を実感できています。興味がある方はぜひ一度見学にいらっしゃってください。