KATO HIROYUKI
加藤 浩之
平成12年 聖マリアンナ医科大学卒
ふたば内科眼科糖尿病クリニック 院長
私は平成12年に本学を卒業し、代謝・内分泌内科へ入局しました。その後、19年にわたり大学病院で様々な経験を積ませていただき、平成31年4月に宮前区宮崎台に糖尿病を中心とした内科に、糖尿病合併症である網膜症の定期的評価ができる眼科を備えた、専門性を生かしたクリニックを開院致しました。
父が村医として地域医療をしていましたので、医師を志した時から将来は全身疾患が診れる医師として診療に携わりたいと考えていました。当時は卒業とともに医局に入局する時代でしたが、糖尿病をはじめとした生活習慣病を継続治療をすることで全身の血管の合併症予防を管理したり、ホルモン分泌の異常によって引き起こされる様々な内分泌疾患の両方を学ぶことができる代謝・内分泌内科に大変興味を持ち入局を決意しました。実際に入局してみると、糖尿病は患者さんの生活背景・仕事・生活スタイルに密接に関わっており、様々な合併症を抱えているなど病態は複雑であり、一人一人を丁寧に診察することで患者さんと一緒に問題点や改善点を模索しながら治療を継続することの大切さを学びました。また下垂体・甲状腺・副腎疾患といった多くの内分泌疾患は、精査を行うことで患者さんの病態がその結果から明らかなり、診断・治療に繋がることなど数多くことを学ぶことができました。
医局では先輩医師や後輩医師の意見を聞いたり相談することで、独学では学ぶことができない知識も多く吸収でき、学会発表や研究もできるため学位取得や専門医の資格を取得できます。また大学病院ならではの様々な症例を経験できることも大きな魅力のひとつです。
一人でも多くの若手の先生が代謝・内分泌内科に興味をもって頂き、一緒に症例の相談などできれば幸いです。