当科のご紹介

関根 理江子先生

SEKINE RIEKO

関根 理江子

平成13年 聖マリアンナ医科大学卒
埼玉県 かぞ南内科クリニック 副院長

専門医として働く

私は平成13年に本学を卒業後、代謝・内分泌内科へ入局しました。田中先生、太田先生、方波見先生をはじめとし多くの諸先生方にご指導頂きながら糖尿病専門医を取得しました。平成22年に結婚を機に退職し、現在は主人が先代から継承した埼玉県内の内科クリニックに勤務しております。平成25年に出産し、朝は子供を保育園まで送り夕方お迎えに行くまでは医師として働き、お迎えから寝かしつけ完了までは母親業の毎日です。周囲のサポートや理解を得ながら無理なく診療出来、充実した毎日を送っています。子供の成長を身近で実感しながら育児と仕事が出来るのは大変な事もありますが女性の特権だと思います。

私がBSLで代謝・内分泌内科を回った時に指導して下さった先生は、大変パワフルで熱心に指導して頂き、些細な質問にも答えて下さり指導体制の整っている印象を受けました。糖尿病は1つの疾患でありながら全身を診る科であることを知り、やりがいを感じ入局を決めました。研修医1年目の他科回診は方波見先生の元で毎週のようにラウンドし、当時他科に入院されていたCushing病疑いの方への検査説明に同席した事も良い思い出です。学生時代は苦手だった内分泌も入局後は興味を持つようになりました。疾患自体が多くないので、内分泌疾患を診る事が出来たのも貴重な経験でした。

代謝・内分泌内科には多くの患者さんが入院して来られ、バラエティに富んだ症例を確実に経験出来ます。初めて経験する症例や治療困難例などは、先輩方に相談しやすく大変有難い環境でした。教授回診では田中先生から的確なアドバイスを頂け、今でも日常診療を行う上で大変役立っております。多くの症例を経験できた事が私の宝であり専門医として診療していく礎にもなっております。

今や非専門医の先生方も糖尿病患者さんの治療を行っておられます。代謝・内分泌内科への入局で専門医ならではの薬剤選択や使用方法、患者指導について経験・習得出来ます。糖尿病治療薬が多種ある中で、個々の患者さん毎にどう対応していくかは専門医の腕の見せ所であると思います。是非入局して頂き様々な研究を通して知識を深め、退職した私たちへ新しい話題を発信していて頂けたら幸いです。

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