TAKEMOTO AYAKA
竹本 彩夏
平成30年 聖マリアンナ医科大学医学部卒
私は聖マリアンナ医科大学を平成30年度に卒業した後、聖マリアンナ医科大学病院にて初期研修を開始しました。
様々な科をローテートする中で、自分が理想とする医師像について、改めて考え直しました。患者さん個人の生活に寄り添い、退院した後、外来と外来の間の自宅での時間をどう過ごせるか、将来まで見越した視野の広い治療を行うことができる医師になりたいと、志すようになりました。代謝内分泌内科ではコモンディジーズである糖尿病の教育入院から、内分泌疾患の負荷試験入院など幅広い分野で全身を診ることができます。学生時代は少し近寄りがたいイメージだった内分泌疾患ですが、例えば長年の高血圧のコントロールに難渋していた患者さんが原発性アルドステロン症の診断がつき手術適応になった症例では、"調べてみよう"と疑わなければ見つける事ができない疾患の重要さを感じました。また、術前の血糖コントロールで入院し、外科に転科して手術を終えた後にお顔を見に伺った際に先生の顔が見られてよかったよ、ありがとうと声をかけて頂いた患者さんの笑顔は強く心に残りました。そういった心に残る症例をいくつも経験するうちに、代謝内分泌内科への入局を決めました。
入局後は新内科認定医制度に則って、他科ローテーションを行いながら自科のいろはを覚えていくというハードな日々ですが、上級医からは医学的知識だけでなく、認定医を目指すための手厚いサポートを頂けるのはもちろん、医師としての姿を多く学ぶことができます。
また、私は大学院生であり、これから研究を並行して形にしていくという目標もあり、非常に充実した毎日を送っています。
内科医を目指すのなら、ぜひ、代謝内分泌内科で本当の意味で患者さんと向き合うためのヒントを学びにいらしてください。
当科でのキャリアパス