当科のご紹介

SASAKI YOUSUKE

佐々木 要輔

平成22年 聖マリアンナ医科大学卒

キャリアパスの一例として

私は平成22年に本学を卒業し、初期研修を経て代謝•内分泌内科に入局しました。最終的には地域医療に貢献するというキャリアプランを考えた時に、地域に最も貢献できるのが生活習慣病を中心としたこの分野であろうと考え、入局を決めた形です。ただ迷ったのも事実で、同じ理由で感染症学を専攻することも考えていました。そこで入局後2年間は後期研修という立場で、代謝•内分泌内科の他にも、感染症や熱を伴う疾患の診断や治療を得意とする救急救命部門や総合診療内科でもローテートさせて頂き、多分野の知識や経験を得ながら、研修を積んで参りました。

後期研修を2年で終えた後、この教室で大学院に進学しました。生活習慣病プロフェッショナル養成コースを専攻し、数多くの先生方にご指導頂き、学位を習得することが出来ました。また同時に、西部病院で多くの内分泌疾患の診療に携わらせて頂いた経験と、数多くの学会発表の機会に恵まれたこともあり、卒後7年目という短期間で内分泌代謝科専門医の資格取得が出来ました。また糖尿病に関しても同様で、その翌年に糖尿病専門医の資格も取得出来ました。

現在は卒後11年目ですが、糖尿病専門医として地域の市中病院で勤務しています。比較的年数は浅いですが、代謝•内分泌内科での多くの経験により、自身を持って診療にあたることが出来ています。今後どこまで地域に貢献できるか、どんなスタイルが地域のニーズに合っているかなど、日々研究しながら地域医療に従事していきたいと思っています。

現在の専門医制度で先生方がご自身のキャリアパスを考える際に、旧制度ではありますが私がこれまで歩んできた経歴が現制度との類似点も多いため、参考になれば幸いです。

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